1966年から1974年までのキャンペーンロゴをワッペンで配置した、ワッペントレーナーが登場
軽やかな生地感の裏毛素材を使用し、レイヤードスタイルにも最適。ワッペンの色をヴィンテージ風にし程よいカジュアル感を演出。アーカイブデザインのロゴワッペンが、大人のカジュアルにクラシカルなムードを添えます。 当時のキャンペーンフレーズの生命は覚えやすさ、ストレートな表現。ストレートで、素直に納得できるののを作ろうと心掛けていたといわれています。若者に回りくどい説明は無意味。そのキャッチフレーズで企業、商品イメージも決定づける事もある。そしてキャッチ―なロゴ。そんなキャンペーンロゴから選りすぐりのワッペンを採用しました。
■SPORTS AMERICAN■
1966年・1967年
近年の一部ファッションに逆らい〈男らしい男〉を打ち出すべく始まったキャンペーン。若者を対象にしたこのキャンペーンではバッファローマークを使用。「競技場を揺るがす歓声、大地を蹴って突進する活動力、作戦を練る緊張感。こうした雰囲気を〈バッファロー〉のシンボルマークで表しました。青年の若さ・荒々しさを、アイスホッケー・スキー・アメフトなどのスポーツに託し展開されたキャンペーン。
■DISCOVER AMERICA■
1967年
アイビーを世に広めたVANがさらにアメリカのファッションと着こなしを追求していこうと謳いDISCOVER AMERICA(アメリカ再発見)をテーマにに始まったのがこのキャンペーン。アメリカを気候風土・ファッションの観点から東西南北と分けシーズン展開していきました。開拓時代、幌馬車隊が“牛の頭”を道標に、角の向きで東西南北を見極めて進みました。「ディスカバーアメリカ」では磁石の代わりに、このシンボルマークを起用し秋から冬へ、東西南北を巡る旅が始まりました。
■Global Eye■
1970年
70年代という新しい時代の幕開けの年に70年代の人物像として〈世界に通用する大きいことをする〉〈あらゆる人種と積極的に付き合える〉ことを、これからの男性の理想とし〈広く大きく世界を見る目〉をグローバル・アイと名づけ、ファッションだけに捕らわれず会社全体の企業ポリシーとして掲げました。また、このポリシーのもと世界各国で撮影されたビジュアルが、多く残されています。
■Come on sportsman■
1971年・1972年
どんな見た目でも年齢でも、スポーツに臨む心は同じ。汗・泥にまみれて活動する男性、スポーツにぶつかっていく男性にスポットをあて〈明るく、活発で健康的〉というVANのイメージをアピールするキャンペーン。カジュアルかつスポーティな男性のために服を通して仲間を増やしていくべく、スポーティーなカジュアルウエアをプレーンに着こなそうと呼びかけられた。「Come on sportsman WEEK」とは初夏に1週間行われたウイークキャンペーン。
■SPORTS COMMUNICATION■
1973年・1974年
1973年から始まった「週に一日は運動をしましょう、VANの提案です」というキャッチフレーズがつけられたキャンペーン。70年代前半はVAN=スポーツというイメージを前面に出したキャンペーンで盛り上がりました。60年代から登場したアメフトのヘルメットをデザインしたロゴは70年代になっても使用されていました。
■We love sports■
1975年
〈つづけてください。週一日のスポーツデイ〉4年目を迎えたスポーツキャンペーン。スポーツのVANというイメージも定着し秋冬のSPORTS COAT FAIRで作られたエプロンにデザインされたアメフト選手をデザインしたロゴは単なる装飾ではなく、“スポーツを楽しむ日常”を象徴するものでした。
■VAN-GROUP■
VAN GROUP FOR THE ONE IN A MILLION(100万人に1人のために)と書かれたプレートロゴ。いつの時代に掲げられたのか、何のためだったのかは定かではありませんが、その響きには「数多くの中の、かけがえのない一人を大切にしたい」という思いが込められていたのではないでしょうか。当時VANが大切にしてきたのは、まさにその“一人”に寄り添うことを、このロゴに表したのかもしれません。