シェットランドウールセーター

HOT ITEM2020.11.21

トラッドのスタンダード“シェットランドセーター”

1960年代、シェットランドウールのクルーネックセーターを「アイビーセーター」と呼んでおり、そこからクルーネックの事を「アイビーネック」と呼ぶようになったとアーカイヴのメンズクラブに記述されています。この文章からもわかるようにシェットランドセーターはアイビー/トラッドには欠かせない存在である。エルボーパッチが付いたり、時代ごとの流行に応じてカラーバリエーションが異なったりしてきましたが昔から変わらずリリースを続けるシェットランドセーターはスタンダードとして愛されています。

シェットランドウールとは？

寒さが厳しいスコットランド北方のシェットランド諸島に生息する羊から取れたウールの事をシェットランドウールと呼ぶ。その羊の中でも小柄な品種の毛を選ぶ事で柔らかい風合いや素材の持つ独特な光沢感も申し分ない。小柄な品種の為、産毛量も少なく希少な素材とも言えるウールを惜しげもなく使用しています。　

①サドルショルダー
肩の部分は帯状になった袖なっている馬の鞍(サドル)を載せたように見えることに由来するサドルスリーブ仕様。ラグランスリーブの一種で腕回りの運動性が高いのが特徴。60年代のヴィンテージセーターにも良く見られるディテールでこの手のセーターには良く使用されている仕様の一つ。
②リンキング
各所の繋ぎ目は、リンキングという工程で編み目に合わせて同じ糸で繋ぎ合わせ、編み目を利用することで、ニット本来の伸縮性を損なわず、型くずれもしにくい。非常に細かい作業で手間がかかる仕様だが細部に拘る事で着用感に雲泥の差が生まれる。
③リブドカフ＆ボトム
日頃、気にせず過ごす事も多いが袖や裾がリブになっている事で風を通さず保温性が高くなります。
程よい締め付けになるよう微調整を繰り返す事で1枚で着た時もインナーにシャツを合わせた時も快適に過ごせる。